第4回腎代替療法施設連携セミナーが開催されました!
10月16日(木)に東海大学伊勢原キャンパスにて,第4回腎代替療法施設連携セミナーが開催されました。これは、導入期加算3算定施設が実施する腎代替療法に関わる研修で、導入期加算1・2の施設の医療従事者を対象として年1回の開催が義務付けられているものです。
開会挨拶を当教室の駒場 大峰教授が行い、総合司会を中川 洋佑講師が務めました。
第1部では、医療法人勝又 高台病院院長の石田 真理先生をお招きし、「高齢多死時代におけるSDMとACPの重要性」と題してご講演いただきました。石田先生は腎臓病SDM推進協会の事務局幹事を務められている先生です。SDMの理論的背景から始まり、実践的な内容に至るまで、幅広い内容をご講演いただきました。
第2部の講演1では、診療技術部 栄養科の鈴木 太先生から「当院の透析予防の取り組み」と題して、当院における糖尿病透析予防指導やCKD透析予防指導について、指導前後のデータを交えながらご講演いただきました。講演2では、外科学系移植外科学 准教授の富田 祐介先生から「腎代替療法の選択における腎移植の現状と課題」と題して、腎代替療法における腎移植の現状について、腎移植患者や維持透析患者に対するアンケート結果を交えながらご講演いただきました。
いずれも非常に興味深い内容で、講演後の質疑・応答でも非常に活発なディスカッションが行われました。
1時間半の長丁場ではございましたが、 130名を超える医療従事者の方々がweb視聴してくださり、腎代替療法選択についての関心の高さが窺えました。
お越しいただいた石田先生、鈴木先生、富田先生、また、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

