当教室の教育体制
1.内科医としての知識・技能の習得
当教室では、まずは内科医として診療を行う上で必要な知識や技能を習得することを重視しています。希少疾患や難治性疾患をもった症例を経験することも多々ありますが、そのような場合でも指導医とともに丁寧に診察を重ねることで、理論的に思考し説明する内科医としての能力を高めることが可能と考えています。
そのために、中堅医師は若手医師に、若手医師は初期研修医や学生に、それぞれ指導を行いながら理解を深める屋根瓦式の教育体制を構築しています。

2.豊富な症例を経験できる
内科医としての臨床能力を高めるため、当教室では専攻医が初診外来を担当しています。経験豊富な指導医がバックアップに付き、丁寧かつ適切な指導を受けながら外来診療を進めています。
初診外来には地域の連携施設からの紹介や他科コンサルテーションなどで多数の患者が来院しており、豊富な症例を経験できます。
入院を要する急性期疾患のみならず、糖尿病、高血圧、脂質異常症の三大生活習慣病に加え、内分泌疾患や慢性腎臓病など幅広い慢性疾患が対象となるため、若手医師は早期から重要な診療経験を積むことが可能となります。
3.研究支援の充実
内科専門医やサブスペシャルティの専門医を取得するために学会発表は必須であり、必ず症例報告を発表していただいています。
一症例に対して考察を深めることは臨床医として必要なスキルです。発表までは複数の指導医がサポートにあたり、丁寧に添削を行います。
国内学会で発表いただくことが多いですが、希望があれば国際学会での発表や医学雑誌などへの論文投稿を経験することも可能です。
また、当教室では透析患者を対象としたコホート研究のデータベースを有しており、臨床研究に挑戦することも可能です。います。