地域の医療機関の先生方へ

ご挨拶

平素より地域医療の充実にご尽力いただき、心より御礼申し上げます。

東海大学医学部 腎内分泌代謝内科学では、腎疾患、糖尿病、内分泌疾患について、地域の医療機関の先生方からのご紹介を積極的にお受けしております。専門的な検査や治療が必要な患者さん、診断や治療方針にお困りの患者さんがおられましたら、どうぞお気軽にご紹介ください。

大学病院として専門性の高い診療を提供するとともに、診断・治療後に状態が安定した患者さんは地域の先生方へ逆紹介し、先生方とともに患者さんを支える「紹介―逆紹介」を基本として、地域医療連携に取り組んでまいります。

以下に、当科へのご紹介をご検討いただきたい主な疾患・患者さんについてご案内いたします。

腎疾患

こんな患者さんをご紹介ください

当科では、検尿異常から慢性腎臓病(CKD)、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急性腎障害、進行した腎不全まで、腎疾患全般について診療しています。

特に、以下のような患者さんでは、腎臓専門医へのご紹介をご検討ください。

  • 尿蛋白2+以上、または尿蛋白/クレアチニン比(UPCR)0.5 g/gCr以上の患者さん
  • 尿蛋白1+以上かつ尿潜血1+以上の患者さん
  • eGFRが、40歳未満では60 mL/分/1.73m²未満、40歳以上では45 mL/分/1.73m²未満の患者さん
  • CKDに対して治療を行っても蛋白尿が持続する患者さん
  • 血清クレアチニンが急速に上昇するなど、原因不明または進行性の腎機能低下を認める患者さん
  • 糸球体腎炎、ネフローゼ症候群などが疑われ、腎生検を含めた精査が必要な患者さん
  • CKDの治療方針や薬剤調整にお困りの患者さん
  • 貧血、電解質異常、CKD-MBDなど、CKDに伴う合併症の専門的管理が必要な患者さん

CKDのご紹介の目安

CKDでは、eGFRだけでなく、尿蛋白・血尿を含めて重症度を評価することが重要です。以下のフローを、腎臓専門医へのご紹介の目安としてご活用ください。

紹介基準に該当しない場合でも、腎機能低下が進行している場合、診断や治療方針にお困りの場合、腎生検などの専門的検査が必要と考えられる場合には、いつでもご紹介ください。

CKD(慢性腎臓病)紹介フロー

かかりつけ医の先生方でのCKD治療

CKD治療では、生活習慣への介入に加え、原疾患や蛋白尿、高血圧、糖尿病の有無などに応じた薬物療法が重要です。かかりつけ医の先生方で治療を開始いただく際には、以下の「CKD治療フロー」をご参考ください。

治療を開始したものの十分な効果が得られない場合、副作用や薬剤選択にお困りの場合、腎機能低下が進行する場合には、いつでも当科へご紹介ください。

かかりつけ医によるCKD治療フロー

糖尿病

こんな患者さんをご紹介ください

当科では、2型糖尿病の血糖管理だけでなく、1型糖尿病、糖尿病の病型診断、持続血糖モニタリングやインスリンポンプを用いた治療、血糖変動の大きい患者さん、糖尿病合併症を有する患者さんなどについて専門的な診療を行っています。

以下のような患者さんがおられましたら、ぜひ当科へのご紹介をご検討ください。

治療目標の達成が難しい2型糖尿病、治療強化や薬剤選択にお困りの患者さん

複数の糖尿病治療薬を使用しても十分な血糖管理が得られない場合や、低血糖や体重増加などのため治療強化が難しい場合には、病態や合併症、年齢、生活背景などを踏まえて治療方針を検討します。GLP-1受容体作動薬、GIP/GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害薬、インスリンなどを含め、患者さん一人ひとりに適した治療への見直しを行います。

1型糖尿病、あるいは糖尿病の病型の判断が難しい患者さん

1型糖尿病が疑われる場合や、1型・2型糖尿病などの病型判断に迷う場合には、各種検査を含めて評価します。

CGM、インスリンポンプ、AIDなどの導入を検討したい患者さん

持続血糖モニタリング(CGM)、インスリンポンプ(CSII)、自動インスリン投与(AID)などを用いた治療の導入・調整に対応します。

低血糖や血糖変動が大きく、治療に難渋している患者さん

低血糖を繰り返す患者さんや、血糖値の日内変動が大きい患者さんについて、CGMなども活用しながら治療を検討します。

糖尿病性腎症など、合併症の評価・治療が必要な患者さん

糖尿病に伴う腎障害については、糖尿病専門医と腎臓専門医の双方の視点から評価・治療できることが、当科の特徴の一つです。

ステロイド治療、周術期など、特殊な状況で血糖管理が必要な患者さん

ステロイド投与に伴う高血糖・糖尿病や、手術・入院を予定している患者さんなど、通常とは異なる血糖管理が必要な場合にも対応します。地域の先生方や院内の各診療科と連携しながら、治療内容を調整し、必要に応じて入院での血糖管理を行います。

その他、糖尿病の診断や治療方針について専門医への相談が必要な患者さん

内分泌疾患

こんな患者さんをご紹介ください

内分泌疾患では、一般的な血液検査や症状だけでは診断が難しく、ホルモン測定、内分泌負荷試験、画像検査などを組み合わせた専門的な評価が必要となることがあります。

当科ではさまざまな内分泌疾患に対応していますが、特に原発性アルドステロン症、甲状腺機能亢進症・甲状腺機能低下症が疑われる患者さんについて、積極的にご紹介をお受けしています。

原発性アルドステロン症が疑われる患者さん

原発性アルドステロン症は、高血圧患者さんの中に比較的多く存在する内分泌疾患です。血圧管理だけでなく、適切に診断し、病型に応じた治療を行うことが重要です。

高血圧患者さんで原発性アルドステロン症のスクリーニングをご希望の場合、あるいは特に以下のような患者さんがおられましたらご紹介ください。

  • 低カリウム血症を伴う高血圧
  • 複数の降圧薬を使用しても十分な血圧管理が得られない高血圧
  • 若年発症または高度の高血圧
  • 副腎腫瘍を伴う高血圧
  • アルドステロン・レニン比などのスクリーニング検査で異常を認めた患者さん

当科では、ホルモン測定、各種機能確認検査、画像検査などを行い、必要に応じて病型診断および治療方針の検討を行います。

甲状腺機能亢進症・甲状腺機能低下症が疑われる患者さん

健康診断や日常診療で甲状腺機能異常を指摘された患者さん、あるいは甲状腺疾患を疑う症状がある患者さんについても、積極的にご紹介ください。

  • TSHやFT4、FT3の異常を認める患者さん
  • 動悸・体重減少・発汗・手指振戦などから甲状腺機能亢進症が疑われる患者さん
  • 倦怠感・寒がり・体重増加・便秘などから甲状腺機能低下症が疑われる患者さん
  • 検査結果の解釈や治療開始の判断に迷う患者さん

当科では、甲状腺ホルモン・自己抗体測定、甲状腺超音波検査、必要に応じた核医学検査などを行い、診断および治療方針を検討します。

副腎腫瘍、クッシング症候群、褐色細胞腫などの副腎疾患が疑われる患者さん

画像検査で偶然副腎腫瘍を指摘された患者さんや、クッシング症候群、褐色細胞腫などの副腎疾患が疑われる患者さんについて、各種ホルモン検査、機能確認検査、画像検査などを組み合わせて評価し、診断および治療方針を検討します。

患者さんのご紹介について

診断が確定していない患者さんでも、「腎疾患・糖尿病・内分泌疾患の可能性がある」「専門医への相談が必要」と判断された場合には、お気軽にご紹介ください。

当科で専門的な評価・治療を行い、病状が安定した患者さんについては、地域の先生方と連携しながら逆紹介を進めてまいります。

Accessアクセス

東海大学医学部付属病院

〒259-1193
神奈川県伊勢原市下糟屋143
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TEL:0463-93-1121(代表)

最寄り駅:伊勢原駅下車 バス約10分

最寄りIC:東名自動車道 厚木IC

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    〒192-0032
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    TEL:042-639-1111(代表)