当科のビジョンについて
1. 多様なキャリアパスを支援します
- 当教室は腎疾患、内分泌疾患、糖尿病の3つの領域をカバーし、さらに移植外科とも緊密に連携しています。これらの領域を経験した後、専門を絞って研鑽を深めることもできますし、オールマイティを目指すことも可能です。
- 大学病院の役割は臨床・教育・研究の三本柱です。若手の間は、このうち臨床が最も重要なテーマですが、医師として経験を積む過程で、教育・研究にも取り組むことは、その後のキャリアを形成する上でとても重要です。当教室では、臨床・教育・研究の機会をバランス良く持つことが可能です。
- 大学病院での勤務を続けて臨床能力を深めていただいてもかまいませんし、地域の中核病院で研鑽を積むこともできます。専門性をさらに深めるための国内・国外留学も可能です。地域医療に貢献するためのクリニック開業も応援いたします。当教室では、本人のキャリアプランを定期的に聞きながら,実現できるように支援いたします。
2. ワーク・ライフ・バランスへの取り組み
- 当教室では、女性医師が安心して活躍出来るための環境づくりに積極的な取り組みをしています。出産・育児休暇から復帰する際も,本人の希望に寄り添ったサポートを行っています。
- 男性の育児休暇取得についても、積極的に支援いたします。
- 共働きの教室員も多いことから、お互いの立場を尊重し、業務を分担しながら診療を行っています。
- 質の高い仕事をするためにはプライベートの充実は重要であり,有給休暇や夏期休暇の積極的な取得を奨励しています。
3. リサーチマインドを育む
- 内科医にとっては病棟や外来診療などの臨床が基本となりますが、そこにリサーチの視点が加わると臨床への取り組み方が変わってきますし、新たな発見や楽しみにつながることもあります。
- 基礎研究については、培養細胞を用いた実験や、遺伝子改変動物を用いた動物実験など、安心して研究に取り組める体制を整備しております。
- 臨床研究については、当教室では近隣の施設と協力し血液透析患者を対象とした「東海透析コホート研究」を2012年から立ち上げており、このデータベースを活用して日常診療におけるリサーチクエスチョンを題材に研究を進めることが可能となっています。前向き研究は8施設から約650例、後向き研究は22施設から約2300例の患者が登録されておりますし、今後新たなコホート研究も立ち上げる予定です。
- 海外留学や、海外の研究者との共同研究についても実績がありますので、希望があればそのような機会が持てるように支援いたします。