東海大学医学部腎内分泌代謝内科

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カテゴリー「掲載論文」 記事一覧

当科の業績集をまとめました

皆様,新型コロナウイルス感染症による様々な影響を受けていることと推察いたします.本来であれば毎年4月に開催しておりました当科同門会についても,諸事情を鑑みて中止となりました.

この影響を受けまして,毎年同門会で皆様にお送りしております当科の業績集をアップいたします.3年分をまとめました.なかには当科と移植外科,生体構造機能学の業績を含んでおります.今後は毎年アップできるよう心がけたいと存じます.エクセルファイルで供覧しておりますが,見づらい,こうした方がよいのでは?など,ご意見ございましたらご教示いただけると幸いです.

これらの業績は同門の先生方,近隣のお世話になっている先生方,研究を手伝ってくださるスタッフ,関わるコメディカルの方々のご支援あってのものです.これからもより多くの業績をあげるべく,医局員一同努力してまいる所存です.今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします.

METRO 業績集 2017 まとめ.xlsx

METRO 業績集 2018 まとめ.xlsx

METRO 業績集 2019 まとめ.xlsx

移植外科 石田寛明先生の論文がJournal of Bone and Mineral Metabolismに掲載されました

当院移植外科に在籍していた石田寛明先生の"Skeletal and mineral metabolic effects of risedronate in a rat model of high-turnover renal osteodystrophy"と題した論文がJournal of Bone and Mineral Metabolismに掲載されました.

二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)では典型的には骨代謝回転が亢進することが骨脆弱性をもたらす原因であると考えられており,それを抑えるさまざまな試みがなされていますが,依然としてSHPT患者さん骨折のリスクは依然として高いです.ビスホスホネート製剤は骨吸収抑制作用によって骨密度増加や骨折抑制効果のエビデンスが閉経後骨粗鬆症患者を中心に集まっています.そのうちの1つリセドロネートでSHPTモデルラットの骨代謝に与える影響を検討し,骨組織の代謝パラメータの改善と骨髄線維化の改善を評価しております.

Skeletal and mineral metabolic effects of risedronate in a rat model of high-turnover renal osteodystrophy

角田隆俊教授の論文がScientific Reportsに掲載されました

当科八王子病院教授の角田隆俊先生の"Parathyroid hormone-producing cells exist in adipose tissues surrounding the parathyroid glands in hemodialysis patients with secondary hyperparathyroidism"と題した論文がScientific Reportsに掲載されました.

維持透析患者さんの二次性副甲状腺機能亢進症有病率は高く,内服でコントロール困難な症例には副甲状腺摘出術が行われます.その際にPTH産生細胞が周囲脂肪織にも存在するため合併切除することの重要性を示唆する論文です.

Parathyroid hormone-producing cells exist in adipose tissues surrounding the parathyroid glands in hemodialysis patients with secondary hyperparathyroidism

検査技師の間瀬浩安さんの論文がKidney International Reportsに掲載されました

当院検査技師の間瀬浩安さんと当科の合作で"Falsely Elevated Serum Creatinine Associated With IgM Paraproteinemia"と題した症例報告がKidney International Reportsに掲載されました.

血清クレアチニン測定には大きくJaffe法と酵素法があり,ばらつきが小さく,干渉物質が少ないことから現在日本ではほぼ酵素法で測定されています.しかしそれでもパラプロテイン血症患者の血清では異常値を叩き出すことがあるため,注意喚起を促す報告です.

Falsely Elevated Serum Creatinine Associated With IgM Paraproteinemia

川端千晶先生の論文がKidney Medicineに掲載されました

当科に在籍していた川端千晶先生の"Changes in Fibroblast Growth Factor 23 and Soluble Klotho Levels After Hemodialysis Initiation"と題した論文がKidney Medicineに掲載されました.

血液透析を導入すると血清Pの低下に伴ってFGF23が低下するという事象をみた観察研究です.最近基礎的なメカニズムが少しずつ分かってきましたが,やはりFGF23の分泌刺激はリン負荷であろうというのを間接的に示唆する結果です.

Changes in Fibroblast Growth Factor 23 and Soluble Klotho Levels After Hemodialysis Initiation

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