東海大学医学部腎内分泌代謝内科

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研究活動

中川先生の論文「Serum Sclerostin Levels and Mortality in Hemodialysis Patients: An 8-Year Prospective Study」がAmerican Journal of Nephrologyに掲載されました

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36574760/
Serum Sclerostin Levels and Mortality in Hemodialysis Patients: An 8-Year Prospective Study
Nakagawa Y· Komaba H· Wada T ·Takahashi H· Takahashi Y· Hyodo T· Hida M· Suga T· Kakuta T· Fukagawa M.

中川先生の論文「Serum Sclerostin Levels and Mortality in Hemodialysis Patients: An 8-Year Prospective Study」がEditor's Choiceに選ばれ,フリーアクセスできるようになりました。本研究は, CKD患者の骨代謝,血管石灰化,死亡率の複雑な関係を理解する上で重要な知見を提供するものであります。

維持血液透析患者の血清スクレロスチン濃度と死亡率との関連を検討しました。スクレロスチンは腎不全で増加することが知られており血管石灰化への関与が報告されておりましたが,透析患者における死亡率との関連を調べた研究はほとんどありませんでした。654人の血液透析患者を7.6年間追跡し,開始時の血清スクレロスチン濃度と8年間の全死亡との関連を潜在的な交絡因子を調整したCox回帰モデルで評価しました。結果,血清スクレロスチン濃度は血液透析患者の死亡率と関連しておらず,これは単変量解析や多変量解析でも同様の結果でした。

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