東海大学医学部腎内分泌代謝内科

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研究活動

バックナンバー「2020年」 記事一覧

検査技師の間瀬浩安さんの論文がKidney International Reportsに掲載されました

当院検査技師の間瀬浩安さんと当科の合作で"Falsely Elevated Serum Creatinine Associated With IgM Paraproteinemia"と題した症例報告がKidney International Reportsに掲載されました.

血清クレアチニン測定には大きくJaffe法と酵素法があり,ばらつきが小さく,干渉物質が少ないことから現在日本ではほぼ酵素法で測定されています.しかしそれでもパラプロテイン血症患者の血清では異常値を叩き出すことがあるため,注意喚起を促す報告です.

Falsely Elevated Serum Creatinine Associated With IgM Paraproteinemia

川端千晶先生の論文がKidney Medicineに掲載されました

当科に在籍していた川端千晶先生の"Changes in Fibroblast Growth Factor 23 and Soluble Klotho Levels After Hemodialysis Initiation"と題した論文がKidney Medicineに掲載されました.

血液透析を導入すると血清Pの低下に伴ってFGF23が低下するという事象をみた観察研究です.最近基礎的なメカニズムが少しずつ分かってきましたが,やはりFGF23の分泌刺激はリン負荷であろうというのを間接的に示唆する結果です.

Changes in Fibroblast Growth Factor 23 and Soluble Klotho Levels After Hemodialysis Initiation

第60回 伊勢原リサーチセミナーが開催されました

2019年度最後となる第60回 伊勢原リサーチセミナーが開催されました.
 特別講演として東京医科歯科大学医学部 腎臓内科 准教授の蘇原映誠先生に「遺伝学の発展がもたらす遺伝性腎疾患診療の新戦略」と題した貴重な講演を拝聴することができました.
当科も症例の遺伝子検査で大変お世話になっており,共同研究に参加させていただく機会もいただいております.遺伝子検査についてよく知らない者にもわかりやすく,身近な話からNext Generation Sequencingについての最新の話まで,幅広いお話を聞くことができました.情報交換会でもさらに突っ込んだ質問もすることができ,遺伝子検査が身近になった気がいたします.蘇原先生ありがとうございました.
 今年度は会場が変更となり,慣れないこともあり色々と不手際などもあったかと存じますが,多くの方にご参加いただきまことにありがとうございました.来年度以降の予定についてはまたご連絡申しあげます.今後とも多くの参加をお待ちしております.何卒よろしくお願いいたします.


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