東海大学医学部腎内分泌代謝内科

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前期研修の目的

前期研修の目的

東海大学医学部腎内分泌代謝内科における前期研修では,内科医として基本的な診療姿勢や臨床推論を身につけることを最優先の目的にしています。疾患としては、糖尿病、高脂血症、高血圧症といった生活習慣病、下垂体・副腎・甲状腺・副甲状腺などの内分泌疾患、慢性腎臓病(腎炎含む)・急性腎障害などが中心ですが、これらのほとんどの疾患は多臓器に影響を与えますので、 内科医として全身を診る絶好の機会になるでしょう。

前期研修の特徴

腎内分泌代謝内科では下記のような豊富な症例を診療しております。領域が多岐に渡る事から, 病棟担当チームは病棟チーフを筆頭に、臨床助手・大学院生・臨床研修医・学生を含めたチームで、各疾患領域のスーパーバイザーからのアドバイスをうけながら診療を行ない、臨床トレーニングを行ないます。
新患カンファレンスでは、病歴、身体所見、検査所見に基づいて、きちんとアセスメントする姿勢が毎週トレーニングされます。その他、糖尿病カンファレンス、透析カンファレンス、腎生検カンファレンスなど豊富な教育的臨床カンファレンスを行なうことにより、患者中心のより良い診療の実現を目指します。

2011 年の主要疾患診療実績概要
  • 糖尿病 250例(教育入院とインスリン導入200例、1型糖尿病20例、糖尿病性昏睡30例)
  • 急性腎不全 40例、慢性腎不全 40例(保存期腎不全)、慢性糸球体腎炎 100例、ネフローゼ症候群 30 例、腎移植 3例
  • 内分泌性高血圧 30例 内分泌疾患 30例(内訳:甲状腺疾患、下垂体性疾患、副腎疾患)
  • 血液透析導入(シャント増設術、シャントトラブル含む)350例 腹膜透析導入15 例
  • 二次性副甲状腺機能亢進症 30例

研修プログラムの概要

病棟チームでは、実際に薬物療法の選択や日々の管理、患者指導を研修医自身の考えたプランで上級医に進言、チーム内の討論を経て実践します。また局所麻酔下での針腎生検、全身麻酔下での開放性腎生検の手技を経験します。また局所麻酔下でのカテーテル挿入術。内シャント造設術、人工血管挿入術、副甲状腺摘出術、副甲状腺エタノール注入術などの各種技術を経験します。

また、当科領域の疾患の多くは外来で診療しています。このため2年目の研修では可能な限り外来業務に積極的に参加できる機会を設けます。具体的には上級医の外来診療の見学、手伝いを通して外来における患者とのコミュニケーション法や、効率よくかつ効果的な外来治療の進め方、またトラブルケースの対処法などを学びます。

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