東海大学医学部腎内分泌代謝内科

受診される方・医療機関の方へ
東海大学医学部腎内分泌代謝内科 後期研修

後期研修の対象

医療機関で内科を2年間以上研修されていれば、どなたでも受け入れが可能です。 (もちろん医師3年目のみならず、4〜5年目以降の方でも受け入れが可能ですし、それ以上の方も是非ご相談下さい。)


後期研修の目的

腎内分泌代謝内科の後期研修では、内科医として全身を診る能力をさらに伸ばすとともに、
興味に応じて専門領域のトレーニングも始めます。
当科では、糖尿病、高脂血症、高血圧症といった生活習慣病、
下垂体・副腎・甲状腺・副甲状腺などの内分泌疾患、慢性腎臓病や糸球体腎炎、
末期腎不全や急性期治療としての透析技術や、移植外科と協力しての腎移植など、
さまざまな疾患が経験出来ます。
領域が多岐に渡る事から、病棟担当チームは病棟チーフを筆頭に、臨床助手・大学院生・臨床研修医・学生を含めたチームで、 各疾患領域のスーパーバイザーからのアドバイスをうけながら診療を行ない、臨床トレーニングを行ないます。

また当科では、安定した研究基盤と高い指導力、チームワークにより、今までに数多くの大学院生が博士号を取得し、現在も多くの大学院生が取得を目指しています。他施設との共同研究も盛んであり、国内外からの留学生を数多く受け入れるとともに、当科の若手医師も当学内だけでなく各地に留学するチャンスがあり、その実績もあります。
 臨床助手コースで採用された者でも、本人が希望する場合は研究指導や学位取得の援助は惜しみません。今後もこの体制を維持・発展させ、若手の医師への研究参加を後押ししたいと考えています。

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後期研修の特徴

後期研修の特徴

豊富なカンファレンス
新患カンファレンスや糖尿病カンファレンス、透析カンファレンス、腎生検カンファレンスなど豊富な教育的臨床カンファレンスを行なうことにより、患者中心のより良い診療の実現とともに、良質な専門医の育成に効果を発揮しています。

各種専門医の受験資格の獲得
臨床助手または大学院生として後期研修を終了すれば、日本内科学会の認定医資格はもちろん、 日本腎臓学会専門医、日本糖尿病学会専門医、日本内分泌学会専門医、日本透析学会専門医、 日本高血圧学会専門医などの腎内分泌代謝内科分野での各種専門医の受験資格をおおむね獲得出来ます。

研究活動・海外留学のサポート
各種学会の発表活動を積極的に進めており、大学院コース、臨床助手コースいずれにおいても 論文作成、研究活動の指導、支援を行なっています。また希望があれば研修終了後の国内ならびに海外留学のサポートも行ないます。

2011年の主要疾患診療実績概要(入院)
  • 糖尿病 250例(教育入院とインスリン導入200例、1型糖尿病20例、糖尿病性昏睡30例)
  • 急性腎不全 40例、慢性腎不全 40例(保存期腎不全)、慢性糸球体腎炎 100例、ネフローゼ症候群 30 例、腎移植 3例
  • 内分泌性高血圧 30例 内分泌疾患 30例(内訳:甲状腺疾患、下垂体性疾患、副腎疾患)
  • 血液透析導入(シャント造設術、シャントトラブル含む)350例 腹膜透析導入15 例
  • 二次性副甲状腺機能亢進症 30例

後期研修の到達目標

  • 臨床助手の3年間は医学部付属病院のほか、同大磯病院、同八王子病院などの関連病院で研修します。
  • 病棟では病棟チーフ、また各疾患領域のスーパーバイザーからの指導を受けつつチーム医療を学びます。
  • 当科は腎臓・内分泌・代謝各領域の学会認定施設であるため、後期研修中に各専門医受験資格に必要な代表的疾患を十分経験することができ、
    内科認定医はもちろん、早ければ後期研修中に専門医を取得できるものもあります(平成26年1月現在)。
  • 気管内挿管、中心静脈栄養などの基本的手技を確認します。
  • 後期研修2年目から外来診療のトレーニングを開始し、糖尿病を中心とした代謝疾患、生活習慣病、腎疾患、内分泌疾患の外来診療のコツを学びます。

大学院コース

後期研修 大学院コース

臨床助手コース

後期研修 臨床助手コース
腎臓
  • 外来における慢性腎臓病の管理を経験できます。(施設によっては外来維持透析の管理も含む)。
  • 局所麻酔下での針腎生検、内シャント造設術、人工血管挿入術を経験できます。
  • 全身麻酔下での二次性副甲状腺機能亢進症に対する副甲状腺摘除術や、腎移植術を経験できます。
  • 気管内挿管、中心静脈栄養などの基本的手技を確認します。
  • 入院中の血液透析、腹膜透析および腎移植患者の管理および、外来における長期管理を経験できます。
内分泌
  • 外来における内分泌疾患の長期管理を経験できます。
  • 外来および入院における各種負荷試験などを経験できます。
  • 入院症例における内分泌疾患の管理を経験できます。
代謝
  • 外来における糖尿病、高血圧、脂質異常症、糖尿病合併症(他科との連携を含め)、糖尿病性腎症の長期にわたる管理を経験できます。
  • 主科の糖尿病教育入院の教育を担当し、チーム医療を学びます。
  • 他科入院症例の併診で糖尿病の血糖コントロールを経験します。
  • 糖尿病の急性期疾患(低血糖発作および高血糖)の治療を経験することができます。
臨床研修カリキュラム
  • 大学院コース、臨床助手コース共に病棟研修期間がありこの間は腎内分泌代謝内科の入院患者を担当し臨床技術の研鑽につとめます。
  • 大学院コース、臨床助手コース共に病棟研修期間内に原則として6 か月間の関連病院への勤務があります。
  • 研究期間(大学院コースのみ)はコースの2 年目から4年目の間で少なくとも1 年間病棟業務から離れ(外来業務は継続)それぞれのテーマを希望する研究機関で研究活動を行ないます。(研究の内容と進捗状況によっては延長もあり)

大学院進学をお考えの方は、博士課程(先端医科学専攻)について詳しくは大学院「先端医科学専攻ページ」をご参照下さい。

研修プログラム終了後のコース
  • 後期研修中に腎臓領域、内分泌領域、代謝(主に糖尿病)領域の症例を経験し、自らの専門領域を形づくります。
  • 後期研修中に研究分野に興味を持った場合は、臨床助手コース途中もしくは終了後に、場合は大学院コースに変更することも可能です。
  • 助教として採用し医学部付属病院のほか、同大磯病院、東京病院、同八王子病院に勤務、あるいは関連病院で勤務します。
  • 留学(国外、国内問わず)希望の場合は、後期研修の間に留学先と調整を行い、研修終了後に留学することも可能ですので希望を教えて下さい。
学会認定施設(当科領域分)
  • 日本腎臓学会認定研修施設
  • 日本内分泌学会認定研修施設
  • 日本甲状腺学会認定研修施設
  • 日本透析医学会認定研修施設
  • 日本糖尿病学会認定研修施設
  • 日本高血圧学会認定研修施設

見学はいつでも大歓迎

  • 腎臓、内分泌、代謝(糖尿病)領域に少しでも興味がある。
  • 研究をして海外留学を考えている。
  • 大学は関東より遠くに進んだもしくは研修しているが、実家が関東に ありいずれ戻ることを考えている。
  • 他科に進んだが当科領域に興味があり転科も考えている など

前期研修先として東海大学病院を考えている医学生の方、
または後期研修先として東海大学腎内分泌代謝内科を考えている研修医の方の見学を随時受け付けています。
ご希望の方は下記連絡先までご連絡ください。
その際、お名前、所属大学(もしくは病院)名、学年、ご連絡先、見学希望日をお知らせください。
担当者から追ってご連絡致します。

後期研修に関するお問い合わせ

後期研修に関するお問い合わせ
- 腎内分泌代謝内科までご連絡ください -

  • 住所
    東海大学医学部付属病院 
    腎内分泌代謝内科
    〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143

  • 電話番号
    0463-93-1121(内線2490)

  • メール
    jin@tsc.u-tokai.ac.jp

受診される方・医療機関の方へ

この度は、東海大学医学部腎内分泌代謝内科のウェブサイトへアクセスして頂きましてありがとうございます。
当ウェブサイトは、当科へ入職を検討される方への情報発信を目的とした内容となっております。受診される方・医療機関の方におかれましては、お手数ですが下記リンク先をご参照くださいますようお願い申し上げます。